昭和27 年愛媛県生まれ。防衛大学校を卒業後、航空自衛隊に入り、F- 4パイロットなどを経て、米空軍大学留学、米スタンフォード大学客員研究員、航空幕僚監部防衛部長、航空支援集団司令官などを歴任。平成21 年退官。27 年東洋学園大学客員教授、30 年より国家戦略研究所所長。
周囲の反対を押し切って防衛大学に入学し、航空自衛隊を目指したという織田先生。「自衛隊は違憲だ!」という逆風の中、日本を守るために現場で活躍を続けた。
日米共同演習のスタートからイラク派遣に至るまで日米関係に携わってきた経験を持ち、イラク派遣では任務完了の時期がわからない中、常に身の危険を感じる活動に尽力。
一度の事故もなく国際協力活動を成功させ、日本の航空自衛隊の能力が諸外国と比較しても遜色なく高いレベルであることを実証した。2009年、イラク派遣が終わると「これが自分の使命だった」と語り退官。
35年もの間、航空自衛隊で活躍し、現役時代は空将にまで上り詰めた国防のスペシャリスト。
国防の最前線で活躍する航空自衛隊での経験から、「安全保障を考えるのに最も重要なのがリアリズム」と主張するリアリスト。